Archive | 4月 2012

GI NHKマイルカップ 東京競馬場 芝1,600m

NHKマイルカップに向かうレースとして、近年、毎日杯(GⅢ)の重要度がかなり高まっている様に思います。
ここで、今年の毎日杯を制したヒストリカルの戦績など振り返ってみましょう。
ヒストリカルの父親は、今年のクラシック戦線を賑わせているディープインパクト、母親がブリリアントベリー、母父ノーザンテーストという血統です。
去年の11月に芝2,000mの新馬戦でデビューすると、後方から鋭く伸び、クビ差かわして1着でゴールイン。
デビュー勝ちを収めます。

2戦目は、クラシックへ向かうレースとしてよく使われる、芝2,000mのエリカ賞(500万下)を選択。
ここでも後方からのレースを展開しますが、牝馬のヴィルシーナなどにコンマ2秒差の5着に敗れ、2歳のレースを終えます。
3歳となって初戦、同じく500万下の芝2,000m、福寿草特別に出走。メンバー中最速タイの上がり3ハロン33.7秒で駆け抜けますが、勝ち馬に逃げ切られ、4着と敗退します。

次走は、重賞に初挑戦。

きさらぎ賞(GⅢ)に登録し、1勝馬ながら4番人気の支持を集め、ワールドエースには敗れるものの、ここでもメンバー中最速、脅威の上がり3ハロン32.8秒で2着に食い込み、賞金を加算します。そして向かえた毎日杯。

きさらぎ賞で見せた脚がインパクトとして強く残っていたと思われますが、単勝オッズ2.8倍の1番人気に推されます。

雨の影響で重馬場となり、先行馬有利の展開で、差し脚に多少不安が残りますが、早めに抜け出していた、2連勝中のディープインパクト産駒マウントシャスタを、ここでもメンバー中最速の上がりの脚で、直線で3/4馬身差かわしてゴールイン。

見事に重賞初勝利を達成しました。
ヒストリカルが今後、皐月賞(GI)に向かうのか、NHKマイルカップに向かうのか、両レースともに出走するのか、俄然注目が集まるところですが、NHKマイルカップを制覇した馬に相性がいい毎日杯勝ち馬は、クラシック戦線を占ううえで、外せない1頭です。

決定的なキレのある脚を持っているヒストリカル。

NHKマイルカップに出走した際には、要注意の1頭として記憶しておきたいと思います。

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ステイヤーチャンピオン決定戦 天皇賞(春) JRA GI

マンハッタンカフェといえば、現在の競馬界において活躍している種牡馬ですが、マンハッタンカフェも天皇賞(春)を制した1頭です。
重賞勝馬も多く輩出し、レッドディザイア、ジョーカプチーノ、ヒルノダムールと3頭のGI馬も生まれました。

ヒルノダムールとは父仔での天皇賞(春)勝利を達成し、記録も残しています。

マンハッタンカフェはサンデーサイレンス産駒で、母親がサトルチェンジ。

2001年に3歳でデビューし、2戦目で初勝利を挙げます。
3戦目に皐月賞トライアルの弥生賞(GⅡ)へ出走しますが、惜しくも4着と敗れ、皐月賞への出走が叶わず、1ヶ月後の500万下条件のアザレア賞に出走するも、11着と惨敗。休養に入ります。
役4ヶ月の休み明けで2勝目を挙げると、中2週で臨んだ1,000万下の条件戦もクリア。
3勝目を挙げ、菊花賞トライアルのセントライト記念に向かいますが、ここでは4着と敗れてしまいました。
しかし、菊花賞への出走を果すと、ダービー馬ジャングルポケット、皐月賞とダービーで2着のダンツフレーム、神戸新聞杯を制したエアエミネムなどの強豪がいる中、出走メンバー中、2番目の上がりの脚を見せ、逃げるマイネルデスポットを半馬身かわし、GIタイトルを戴冠する事となりました。
そして年内の最終戦に暮れのグランプリ、有馬記念を選択。
テイエムオペラオー、メイショウドトウ、ナリタトップロードといった強豪古馬と対決。
後方から上がり3ハロン33秒9という猛烈な脚を繰り出し、圧勝。
GI2連勝を果し、翌年の活躍が期待されます。
そして4歳を向かえ、初戦に天皇賞(春)のトライアルレースである日経賞(GⅡ)へ出走。
単勝オッズ1.2倍の支持率を集めますが、有馬記念で見せた脚は影を潜め、伸びきれずに6着と惨敗します。
そんな中で臨んだ天皇賞(春)では、京都記念(GⅡ)と阪神大賞典(GⅡ)を連勝してきたナリタトップロード、阪神大賞典2着のジャングルポケットと再び対決。
休み明けを1戦して上昇気配のマンハッタンカフェは、ジャングルポケットとの叩き合いをクビ差制し、見事GI3連勝を果たしました。
この後、フランスで行われる凱旋門賞に出走するも、13着と敗れ、屈腱炎を発症してしまい、引退する事となりました。

GI3勝を挙げ、種牡馬としてもまだまだ活躍しているマンハッタンカフェを思い出しながら、今年の天皇賞(春)予想を楽しんでいこうと思います。